イベント情報 (2023.10.27)

山口県の橋梁を考える(18)

 山口県の橋梁を考える(18)を下記の要領で開催致しますので、多数ご出席くださいますようお願い申しあげます。



 山口県は三方を海に囲まれ、約1,500km の海岸線を有しています。また、中国山地を境に、山陽側と山陰側に区分され、気象特性などに大きな地域差が見られる上に、平地が乏しく地形が錯綜して急傾斜地が多い特徴があります。このような地理的特徴を有する山口県の橋梁は、現在、県が管理する約4,300 橋であり、13市、6町が管理する中小スパン橋梁を含めると約14,000 橋に上る橋梁が整備されています。
 このような中、現在、山口県と各市町が連携してこれらの既存橋梁の長寿命化を図るため、定期点検データや詳細調査データを基に、計画的な維持管理を進めているところです。
 しかし、地理条件や気象条件等の異なることもあり、各市町間の橋梁点検に関する取組みや健全度評価、補修・補強方法などに関する情報交換が十分とは言えず、将来同じような不具合や失敗事例が起きることが懸念されます。
 そのため、山口県土木建築部道路整備課と山口大学 宮本文穂名誉教授が共同して、県内各市町や先進的な県等の例から学ぶなど継続的な情報交換の場として、「山口県の橋梁を考えるセミナー」を実施してきました。
 第18回目となる本セミナーでは、インフラメンテナンスにおける地方自治体との産官学連携の具体的一例として、10 年を超える宇部市における路線バスを利用した道路施設の維持管理の取組みについて、構造計画研究所 防災・環境部の矢部明人氏に基調講演をしていただくこととしています。また、県内3市から、橋梁長寿命化計画策定後の具体的な実施例について紹介していただくこととしており、各市町の取組みについても学んでいただければと考えています。さらに、今後の橋梁点検や長寿命化計画策定の参考としていただくため、意見交換会を実施する予定としています。
このような山口県内の橋梁の長寿命化を通じた安全で安心な地域づくりを目的とした本セミナーを企画していますので、ご多忙とは存じますが、関係者の方にご参加いただきたくよろしくお願い申し上げます。


日時 2023年10月27日(金)13時30分から17時15分
会場 対面(常盤工業会館2階会議室)およびZoomによるオンライン
内容 13:30~13:40 開会
13:40~14:50 基調講演
 演題::「路線バスを利用した道路施設の維持管理~10年を超えた宇部市交通局との連携~」
 講演者:(株)構造計画研究所 防災・環境部 技術担当 矢部 明人 氏
14:50~15:00 休憩
15:00~15:35 山口市の橋梁長寿命化計画の実施例と課題
15:35~16:10 宇部市の橋梁長寿命化計画の実施例と課題
16:10~16:45 周南市の橋梁長寿命化計画の実施例と課題
16:45~17:15 全体討論、質疑応答、閉会
17:30~    意見交換会(常盤工業会館2階会議室を予定)
備考  自家用車で来られる方は、当会場内駐車場が「月極駐車場」となっていますので「工学部 駐車場」をご利用ください。
 詳しい内容は、こちらでご覧になれます。




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